台湾総統選挙は、2024年1月13日の投票日まで3週間あまりに迫る。東アジア・世界の安全保障に大きな影響を与える台湾のリーダー選びの最新情勢について、台湾政治研究者で東京外国語大学名誉教授の小笠原欣幸氏に聞いた。(聞き手 国際部・坂井英人)11月、台湾総統候補の立候補登録が締め切られ、3人の候補による選挙戦の構図が固まった。対米関係を重視し、現在の蔡英文政権の継承を掲げる与党・民進党の頼清徳候補……